住宅購入時のローン・諸費用は?

住宅ローンの金利差の影響は?

例えば貯金が1000万円あるとしまして、これを頭金にする場合に物件の価格に加えて登記費用や住宅ローン保証料、引越費用といった諸費用が掛かります。目安は新築なら物件価格の5~7%、中古なら8~10%程度ですが、給与が減ったり病気に掛かったりと、いざという時に備えた貯金も200万円は残しておきたいところで、頭金に充てられるのは、500万円ぐらいです。

返済金額は、金利に大きく左右されますが、お金を借りると元本に掛かる利息の割合%を金利と言いますが、半年ごとに金利が見直される変動金利型のローンは現在、多くの場合1%を切っています。

仮に3000万円を借り、30年間毎月同じ額を返済していくとしまして、金利がずっと年1%だと、利息の総額は474万円で元本を含め、返済総額は3474万円です。同様に年2%だと返済総額は3992万円、年3%だと4553万円に膨れます。

将来金利が上がるかは分かりませんが、1991年には変動金利で年8%もありまして、変動金利型は、返済額に占める元本と利息の割合は変更されるものの、毎月の返済額は5年間変わりません。返済額がそれまでの1.25倍を超えないように緩和する措置もあります。ただ、なるべくリスクを避けたいなら、全期間金利が固定されたローンを選びましょう。

固定金利の代表が「フラット35」で現在は変動金利より高金利ですが、最後まで返済額が変わらない安心感があります。民間のローンには当初1~10年間は金利を固定しておき、その後変動金利型などに移行するタイプもあります。

又、ローンに付ける団体信用生命保険(団信)で万が一債務者の方がお亡くなりになった場合にローン残高が保険金として支払われます。これで返済が完了し、残された家族はそのまま住み続けられます。

銀行から借り入れる場合、団信加入が金利に含まれている場合が多く金融機関が保険を掛けております。「フラット35」は団信は任意加入ですが入ることをお勧めします。保険料は0.28%で表示金利に含める形に変わりました。健康でないと加入出来ませんのでご注意下さい。

(有)吉村不動産

このページの先頭へ