蕨市の友好都市ドイツ・リンデン市の両市民が交流

ドイツのヘッセン州にあるリンデン市は、ゆったりとした道路や木々に囲まれたまるでおとぎ話しに登場するような美しいまちで、フランクフルトから北へ60キロの地点にあり、広さ2278ヘクタール、人口は1万2千人のベットタウンです。

リンデン市と蕨市が友好関係をスタートさせたのが昭和54年ですが、日独スポーツ少年団の同時交流の際、蕨市がホームステイを受け入れたのがキッカケですが、この間、蕨市制施工30周年にリンデン市民の皆さんがお祝いにかけつけてくれたり、逆にリンデン市生誕1200年祭には、市長をはじめとする訪問団が渡独するなど市民レベルでの交流が続いております。

リンデン市と蕨市が2年毎に交代で相互に市民が交流する事業で、リンデン市からの一行39人が10月19日から、蕨市内25軒の民家にホームステイを始めました。20日には蕨・独リンデン市民交流協会会長をホスト役に、弁当を作り昼食を楽しんだ後、茶道と華道、盆栽の教室で日本文化を体験致しました。

弁当作りを指導したのは同協会員で、「箸使いも卵焼きも上手に仕上げ、日本を理解しようと積極的である」とのこと、同交流協会事務局長は趣味を生かし盆栽を教えた。「盆栽は完成しない芸術」と事務局長。リンデン市民の体験者は「素晴らしい体験だ」と話した。

生け花体験で草月流を教えた指導員はリンドウを用意し、体験者は「心が癒された」とのこと、茶道の指導には表千家の指導員があたり、体験者は「正座も大丈夫、楽しかった」と話し両国の友好都市の交流がはかれました。

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