川口の旧田中家住宅が国の重要文化財に

川口市で初の国の重要文化財に

旧田中家住宅(埼玉県川口市末広1丁目)が国の重要文化財に指定される見通しとなり、国の文化審議会が10月19日に文部科学相に答申され、川口市では初の指定になる。

旧田中家住宅は国道122号沿いにある和洋折衷の迎賓施設で、洋館は1921年(大正10年)に上棟、和館は1934年(昭和9年)に増築された。

2006年に国の登録有形文化財に指定され、122号国道側から眺めると県内唯一という木造れんが造り3階建ての本格的な洋館だが、裏に回ると木造一部2階建ての落ち着いた和館の姿をみせる。

田中家は川口の名家であり、田中徳兵衛の名は代々襲名で、五代目田中徳兵衛は川口市長も勤めたという。この住宅の建築費用は現在のお金で二億5000万円であったといいます。

1960年まで「上田一(じょうたいち)」という銘柄のみそを全国で販売して財を成し、素封家で重文指定は洋館と和館、文庫蔵、れんが塀で、建築物のデザイン性と様々な形の接遇を可能にしていた点などが評価されたという。一般公開もされているのでご興味がある方は!

(有)吉村不動産

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