若者の約4割が50㎡未満物件で購入検討
FRKのアンケート調査で「５０平方メートル未満の住宅の居住満足度・住宅購入がライフスタイルに与える影響に関する調査」を公表した。
５０平方メートル未満の住宅(賃貸住宅を含む)に居住している人々の主観的満足度を明らかにすること、若年シングル・カップル層の持ち家ニーズを把握することが目的。調査は、首都圏、愛知県、北海道、宮城県、福岡県、沖縄県に住む25歳以上49歳以下の男女を対象に、インターネットで調査を実施し、若年を２５～３５歳、中年を３６～４９歳と定義した。
ライフイベントと住まいに関する若年全体の考え方として、60.1％が「毎月の支払いが家賃と同じぐらいで、広くなるなら持ち家のほうが良い」と回答。49.4％が「持ち家なら安心して老後が送れると思う」と考えていることが分かった。
また、「どちらかが持ち家なら安心して結婚できる(38.5％)」「子供がいるなら賃貸よりも持ち家のほうが良い(48.6％)」など、住宅購入は結婚・出産等の行動を支援する役割を担っていることがうかがえる。
若年全体では、約半数が「今後住宅を購入したい」と回答。賃貸住宅に住んでいる若者ではおおむね6割が住宅購入を希望しており、現在持ち家に住んでいても約3割が住宅の買い替えを意識しているという結果に。検討する住宅の広さで最も希望する大きさについては50平方メートル以上が主流で、狭くても許容できる広さの平均は60.2平方メートルですが、4割近い若者は50平方メートル未満の物件を検討範囲に入れている。
50平方メートル未満の住居を検討する理由については、「資金が少なくても購入することができるから(52.4％)」「1人ないし、2人程度で住むにはちょうど良いから(45.1％)」など。さらに50平方メートル以上の物件と同様に、取得時の特例や住宅ローン減税が受けれるとした場合、50平方メートル未満の新築マンションを検討する割合が6割を占めた。
