川口・蕨・戸田の将来人口予測

埼玉県川口市蕨市戸田市の2040年度人口予測

少子高齢化社会が進んでいるのは間違いありませんが、2040年度予測では年齢構成比率はかわりますが、人口総数で川口市は横ばい、蕨市は微減、戸田市は若干増の予測が出ております。

高齢者数がピークに近づく2040年度には、医療や介護・年金など社会保障給付費が18年度の約1.6倍となる、政府が40年度の推計を始めて公表致しました。

政府は消費税10%への引き上げを含めた社会保障・税一体改革を進めているが、これは団塊世代が75歳以上になる2025年問題の対応であります。消費税10%すら実現しないのに、税率をそれ以上に引き上げる議論をスタートさせられないという政府の見解であります。

40年に向けた改革は厳しさが予想され、残り時間が少ないだけでなく、高齢化が進んで「シルバー像」が現在とは大きく変化してしまうからで、高齢者が「高齢化」し、80歳以上は17年には1074万人で総人口の8.5%ですが、40年には1578万人で14.2%を占めます。

人口減少は地域によって進み具合が大きく異なることから、住民の大多数を高齢者が占める地域も増え、190兆円に及ばんとする社会給付費の抑制策や財源確保策もさることながら、医療や介護、さらには日常生活を維持するサービスを住民にどう届けていくかが、社会保障改革における大きなテーマになるということだと思われます。

医療介護、福祉分野の人手不足が予想されておりますが、20~64歳の勤労世代は17年の6997万人から40年には5543万人に減少し、すべての産業での人手不足が続くことになると思われます、福祉分野を含め、少なくなる人数でどうやり繰りしていくかを考えざるを得ないということでもあり、課題の解決を含めて今後の社会保障改革のテーマとなると思われます。

(有)吉村不動産

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