西川口、蕨駅等発着バスに4カ国語対応パネル

国際興業バスが導入設置

埼玉県内や都内で路線バスを運行する国際興業は、運賃と停留所案内を4カ国語で表示する液晶表示器を川口駅等に発着する路線バスに導入、運行を開始した。

表示するのは日本語、英語、中国語、韓国語でこれまでは英語と日本語だけだったが、まずは県内路線から表示言語を拡充した。

2019年のラクビーワールドカップ(W杯)や20年の東京五輪を控え、増加が見込まれるインバウンドや、在日外国人に対する利便性を高めていくとのこと。

導入した機器は、鉄道・バス用電装機器の製造、販売を手掛けるレシップ製の「OBC-VISION」で表示器は社内前方に取り付けていて、停留所の案内を4カ国語で繰り返し表示する。「OBC」は、液晶パネルに左右で異なる画面を表示することが可能である。

国際興業では、左側に運賃や停留所情報、右側にデジタルサイネージ広告や、防災・防犯情報を表示する。

液晶表示器が設置されるのは主に、川口、西川口、蕨、南浦和、東浦和の各駅を発着する路線バス約300台で国際興業が県内で運行する、路線バスの約半数に当たる車両で、4カ国語を用いた停留所の案内が行われる。

同社では利用した外国人から寄せられた意見などを参考にしながら、液晶表示器の導入台数の増加を検討し、また首都圏の他の路線バス会社で一部行っている、多言語で停留所を案内する車内放送については「今後、検討を進めたい」としており、外国籍の方の利便性の向上が図られていくようになると思われます。

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